2013年11月01日

興味深いです→ 放射性セシウム、森林土壌の10cm表層にとどまる

東京電力福島第一原発事故(2011年3月)に伴い森林に降下した放射性セシウムは、2年以上たっても、土壌の深さ10センチメートルまでの表層にとどまり、地下水によって周辺地域へは流出しにくいとする研究結果を、日本原子力研究開発機構の環境動態研究グループがまとめた。

研究チームは福島第一原発から南西約65キロメートルの茨城県北部の落葉広葉樹林で、2011年5月から13年7月まで、放射性セシウム濃度の、表層の落ち葉層から下層の土壌への移動変化を、土壌中に埋めた「ライシメーター」という浸透水を採取する装置を使って連続的に測定した。

その結果、放射性セシウム137を指標として分布状況をみると、落ち葉層から深さ10センチメートルまでの総蓄積量は1平方メートル当たり約20キロベクレルと調査期間中ほぼ変わらなかったが、事故後数カ月以内に大部分(同約16キロベクレル)が、落ち葉層から深さ5センチメートルまでの土壌に浸透していた。11年12月以降は全体の分布にほとんど変化はなく、深さ5-10センチメートルの土壌の蓄積量は1平方メートル当たり1キロベクレル程度のままだった。こうした傾向は、国や他の大学・研究機関の調査結果とも合っていた。

浸透水を分析すると、放射性セシウムの濃度は「溶存態有機炭素」の濃度変化にも一致し、温度の上昇とともに増加する傾向を示した。溶存態有機炭素は落葉・落枝の分解によって溶出するもので、温度の上昇によって落葉・落枝の分解が進み、付着していた放射性セシウム137が一緒に土壌に浸透したとみられる。

このため、落ち葉層から土壌への放射性セシウムの移動は、事故後から1年以内は主に雨水の洗い出しによって起こり、それ以降は落葉・落枝の分解により緩やかに進行していることが明らかになった。放射性セシウムは、今後も10センチメートルより深くまで移動する割合は小さく、地下水を経由して森林地帯から周辺地域には流出しにくいと考えられるという。

今回調査した森林の土壌は「褐色森林土」と呼ばれ、表層は有機物の蓄積により黒色味が強く、深くなるほど褐色になる。日本の落葉広葉樹林、あるいは落葉広葉樹と常緑針葉樹の混合林の下に広く分布し、福島県の山間部の約7割がこの褐色森林土だ。研究チームは今後、土壌表層に蓄積した放射性セシウムが、森林生態系の内部循環にどのように取り込まれるかなどを研究調査する。

(引用:マイナビニュース)
http://news.mynavi.jp/news/2013/11/01/021/

非常に興味深い調査結果ですね。


この結果から察すると、

山間部に堆積した放射性セシウムが河川経由で海洋に流れ出すのは、

例えば落ち葉の表面に堆積した放射性セシウムが

風雨により落ち葉と共に山間部から近くの河川に流れ込み、

それらが河川の土壌に沈着することなく海洋までたどり着く場合、

と考えられますね。


そう考えると、

山間部に飛散した放射性セシウムのうち海洋までたどり着く割合は

それほど多くはないのかも知れませんね。

逆を言えば、

山間部にはいつまでたっても放射性セシウムが留まるので、

それら地域での影響の方が大きいということになりますね。


さらに調査を進めていただき、

土壌の深さ10cmに留まる放射性セシウムの

森林やその他の植物に与える影響の調査も行ってほしいですね。

人が入っても影響がないのか、

森林やその他の植物が他の地域に与える影響はないのか、

そこが知りたいところではないでしょうか。

さらなる調査に期待したいです。



posted by Import-EV at 09:54| Comment(0) | 原発事故・放射線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月22日

これが本当の実態?→ 福島第一原発作業員 緊急座談会「汚染水処理の現場はヤクザとど素人だけになった」

毎日のように、ニュースを賑わせる原発汚染水問題。安倍首相の見解とはまったく逆だが、ほぼ、アンコントロール状態にあると見て間違いないだろう。最前線で闘う男たちにイチエフのいまを聞いた。

■ 間抜けなことばかり起きる

作業員A先日もホースの交換中に汚染水が漏れて作業員6人が被曝するトラブルがあったけど、原発汚染水漏れはほとんどが初歩的なミス。8~9割がヒューマンエラーだと思う。

作業員B作業員の士気、相当低いからね。とにかくコロコロ人が替わるから、責任感みたいなものがない。いま一緒に作業しとる仲間の前職は新宿の居酒屋店員、プールの監視員、塾の講師、トラック運転手と、ど素人ばかり。熟練さんがおらん。

作業員C僕はフリーターでした。原発内の前線基地である免震重要棟と隣接するプレハブ小屋に出入りする作業員たちの、備品や汚染度の管理をする仕事をやっていまして、同僚は10代後半から60代まで数十人。北海道から九州まで全国から来ていますけど、地元の福島の人が一番多いかな。

それはいいんですが、とにかく現場がいい加減。被曝講習がJヴィレッジ(福島第一原発から20kmの距離にある東電の後方拠点)で行われたんですが、ビデオを観た後にテストがあって、それをクリアすると講義を受けてまたテスト。中には居眠りしている同僚もいたんですが、全員合格。ようは形だけなんです。

作業員B現場でも東電が作業員に直接指示を出すことは、ほとんどない。あっても「早くしろ」「時間がない」くらいやね。こないだ安倍さんが視察に来たけど、ホンマ、大迷惑でした。というのも「安倍さんに汚いところを見せられない。ガレキを片付けろ!」と東電に言われ、1週間もかけて現場の掃除をやらされたんです。掃除で作業が滞るというアホらしさ。安倍さんが見たのはほんとのイチエフ(福島第一原発)の姿やないですよ(笑)。

俺たちは何が起きてるんか、これからどないなるんか、何もわからん。毎日毎日、自分の作業が何のためになるんかもわからず、ただ言われたとおり動いとる。

作業員Aだから、ゴムシートを現場に置き忘れて、それが排水口に詰まるなんて、初歩的なミスが起きる。「それぐらいで?」と思うかもしれないけど、原発ではちょっとした落とし物でも大事故につながる。構内には「ゴミを落とすな」という張り紙があちらこちらにあるくらい。私からしたら、ゴムシートを放置するなんて考えられない。原子炉からALPS(放射性物質除去装置)へ汚染水を注ぐホースにゴムのカスを詰まらせたときは、原子炉の冷却ができなくなって、温度が上昇。「何があったんだ?」と大騒ぎになった。

作業員D汚染水タンクの配管も、どれだけ傷んでいるか想像もつかないですよね。とにかく「急げ、急げ」と急かされて作ったから、純正品ではなく、既製品を組み合わせている。配管として使っていた市販のホースがチガヤという雑草のせいで穴があくというマヌケな事故もありましたよね。

作業員C汚染水タンクの設置当初から水漏れは懸念されていましたけど、そうした声は東電に伝わらない。東電はタンクをパトロールしていると言ってますが、1000基あるタンクを二人で2~3時間で見るわけでしょ?長く見積もっても1基あたり30秒弱。連結部分は数万ヵ所あるわけで、とてもチェックできない。

■ 自分も海に汚染水を流した

作業員Bだいたい、タンクから漏れてる汚染水なんて、雨が降ったら確認は不可能。漏れてるのか雨なのか区別がつかん。地下水に至っては、想像もつかんよね。側溝にも明らかに汚染水と思われる液体がたくさん流れとるけどパッと見、普通の水。よく「今日は何tの汚染水漏れが見つかりました」とニュースでやっとるけど、報道される数字は少なすぎる。ハンパやない量が流れてますよ。せんだって、台風が上陸したときなんて、大雨で側溝の水が溢れそうになったので、海に捨てました。流した水の放射線量を測定しなかったことを責められましたが、あえて測定せんのですよ。数値によっては犯罪になってまうから。

作業員Aただ、外部被曝に関しては、多少はマシになった。東電がサーベイマップを公開していて、高線量の場所がわかるから。毎時70~80シーベルトという超高線量のところは鉄板で覆ったうえで、張り紙をして、注意喚起している。

<つづく。。。>

作業員A/神奈川県出身の30代男性。事故直後、自ら志願して福島へ
作業員B/大阪府出身の40代男性。いわき市の寮から、原発に通う
作業員C/東京都出身の20代男性。街中で声をかけられ転職を決意
作業員D/事故前から福島第一で働く地元・福島県出身のベテラン

(引用:現代ビジネス)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37310

記事には続きがありますので、是非、お読みください。

これが現実なんでしょうかね?

一応、作業員A-Dの方のプロフィールは出ていますので、

少しは信ぴょう性はあるのかも知れません。


連日報道される福島原発の汚染水漏れなどを考えると

報道されていない裏側ではこのようなことが起きていても

不思議ではないかと思います。

まだ、原子炉建屋内の状態すら分かっていませんし、

メルトダウンが起きた原因も地震なのか津波なのかも

分かっていない状況ですからね。


安倍さんが視察したときだけきれいにして

問題ないところだけ見せた、と言うくだりは、

そんなことしてそうだよねー、と言う感じはしました。


本当に"under control"なのか、

政府は真剣に確認した方がいいと思いますが...

posted by Import-EV at 10:35| Comment(0) | 原発事故・放射線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月18日

前から言われていることですが...→ 台風直撃で東京湾が危ない!? 放射能汚染物質が大量流出

<土砂ごと流され撹拌されて海へ>

 この10年で最も強い台風26号が関東を直撃。多数の死者・行方不明者を出したが、その影響は思わぬところまで及んでいた。“東京湾”である。 京大の研究グループによると、東京湾の放射能汚染は2014年3月まで悪化し続け、その後10年間は同じ状態が続くという。湾口が狭いため、一度汚染してしまうと浄化されるまでに時間がかかるのだ。

 原因となる汚染物質は山から流れてくる。環境ジャーナリストの天笠啓祐氏が言う。
「林や森にたまった放射性物質は除染できません。山林は範囲が広いですから人の手で作業していくのは困難です。ずっと汚染されたままになる。木の葉や土と一緒に河川に流れ込むことになります」

 汚染はジワジワと時間をかけて下流に向かうのだ。実際、今年も江戸川の中流で捕獲されたウナギ4匹から放射性セシウムが検出されている。最大で国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える158.9ベクレルだった。

 放射性物質の移動について調査を続ける東大大学院新領域創成科学研究科の鯉渕幸生准教授が言う。

「詳細は分かりませんが、海水と淡水が混合した汽水域に生息するゴカイなどを食したウナギに移行した可能性はあります。河川の土砂は汚染濃度が高い。汽水域も影響を受けています。ただ、汚染された土砂は現在、河床表面から数十センチ下にたまり、その上には汚染されていない土砂が積もっている状況です」

 汚染土はキレイな土砂で“ブロック”されているわけだ。
 しかし、台風で崩されれば、海まで流れ込んでしまう。

「特に、今回は相当水量が増えましたから、汚染物質は土砂ごと流された危険性は高い。しかもそれを台風が撹拌(かくはん)するから汚染範囲も広がります。湾内はかなり危ない状況ですね。そもそも、汚染物質についても、測定されているのはセシウムのみ。東電が放出した放射性物質は、1000種類といわれてますから、ストロンチウムやトリチウムなどの影響は計り知れない。細かな調査が必要です」(天笠氏)

 東京湾は規制の対象外。潮干狩りや海水浴、五輪ではトライアスロンの会場になる……大丈夫なのか。

(引用:日刊ゲンダイ)
http://gendai.net/news/view/111814

地球上の地形は風・雨・地震・火山噴火などにより形を変えます。

地震や火山噴火による変化は稀ですが、

風や雨による変化は結構あります。

今回の台風でも大島で土砂が崩れて地形が変化しました。


同様に、

2年半前に広範囲に飛散した放射性物質も

風や雨により山から海へと流れていきます。

最後に行きつくところは海ですね。

記事ではそのことを言っているわけですね。


自然のなすことですからどうにもなりません。

山間部の放射線量はこのような現象により

多少線量が下がることが期待されます。

ただ、それは単に放射性物質が下流域に移動しただけ。

放射性物質が無くなったわけではありません。

被害地域が移動しているということです。


東京湾は特に海水の入れ替えが起きにくいようですので、

記事のように長期間にわたって汚染された状態が続くのでしょう。


以前、多摩川でしたか、

下流域でシジミがたくさん獲れるとかニュースが出てました。

一般の市民にも開放して自由に獲れるようですが、

これって、放射線量は計測してませんよね。

タダだからと言って獲って食べると...

私ならこんな不安な食材は獲らないし食べません。
posted by Import-EV at 17:36| Comment(0) | 原発事故・放射線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。