2014年02月01日

BS朝日 激論クロスファイア 「いつまで?本当に可能なのか?いま「脱原発」を問う!」

毎週土曜日朝10時からBS朝日で放映しています

田原総一朗氏の番組「激論クロスファイア」、

いつも楽しみに見ています。

今日は先ほど放映が終わりましたが、

非常に興味深いお話がありましたので、

ブログに投稿したいと思います。


日本の原発とエネルギーに関する議論ですが、

普通ですと政治家が出てきて感情的?あるいは政治的?な

話に終始して大した役にも立たない話で終わりますが、

本日のゲストは論理的思考ができる以下のお二方で、

京都大学原子炉実験所教授 山名 元
多摩大学大学院教授 田坂 広志

非常に良いお話がたくさん出ました。

一文一句覚えているわけではありませんので、

ここで全てを書けるわけではありませんが、

いくつか思い出して書いておきたいと思います。


原発は放射性物質を使います。

放射性物質は地球の地下地層にある資源です。

わずかな量で大きな発電ができますので、

資源が少ない日本にとっては魅力的な発電方法です。


今、原発が停止していて、

日本で消費する電力をまかなうために

引退した火力発電を総動員・フル活動して発電しています。

老朽化した発電所を既に3年近く使い続けていますが、

ろくにメンテナンスもできていないような状態で

あと何年も発電は続けられないということです。


経済的な観点からは、

火力発電に必要な化石燃料を輸入しているため、

年間3兆円超のコストもかかっています。

原発を再稼働することで、

これらのコストを削減することができます。

原発で事故が起きないようにすることが大前提ですが。


地球環境の観点からは、

火力発電所からはCO2が排出されています。

原発からは放射性廃棄物が出ます。

排出されたCO2を回収することはかなり難しいです。

放射性廃棄物は処理場をどうするかと言う問題はありますが、

例えば地下深くにちゃんと管理・保管できれば、

当面、田坂氏の話では300年くらいなら

安全性を保って人類が管理できるとの話です。

その300年の間に保管あるいは処分方法を

決めて行けばよいという話です。

山名氏の話では、

放射性物質はきちんと管理さえできれば

非常に安定している物質なので扱いやすい、

地球の地層から採取して使用後も地層に戻すので

地球環境的に問題はない。

CO2は空気中に一旦排出されると回収が難しいので

放射性物質より扱いが厄介だ、

そういうこともきちんと国民に説明すべき、

とのこと。

地球規模で考えれば、

このまま火力発電を続けていいわけはない、

原発を活用してCO2の排出を抑える方が人類のため。


言われてみれば「なるほど」ですね。


田原氏の話では、

今世紀末にはCO2排出による地球温暖化で

平均気温が4.8℃も上昇するとか。

そうなると大変なことになるようです。

我々の孫世代以降に大きな影響が出るわけですね。


使用済み核燃料の日本での処分地をどう決めるかと言う話で、

田坂氏がこのようなことを言っていました。

原発により恩恵を受けた比率別に

各都道府県がその処分に責任を負うべきだ。

おっしゃる通り!(笑)

倫理的、責任論的には正論です。


山名氏もそれには賛同し、さらに以下のように述べました。

ただ、社会的リスクを考慮すると

都心に処理施設を置くことはできない、

社会的リスクと処分に適した地質的観点から

候補地を選定すべき。

おっしゃる通り!(笑)


このお二方、一人がある程度論理的な話をして

もう一方がそれに賛同しつつ現実的な方法を話す、

素晴らしい最高のペアですね。

このお二方のお話をもっと伺いたいです。


私はどちらかと言うと田坂氏のように

「国会議事堂の真下に処分場を作れば?

政治家が安心安全を謳って最高の技術者が

きちんと管理するんだから大丈夫でしょ!」

という発想をしますが、

現実的にはそうはいかないでしょうね。

山名氏のような発想で決めていくのが良いかと思います。


また、核廃棄物は日本だけの問題ではありませんので、

地球上のどこで管理・保管・処分するのが最適なのか、

そういう観点での話も必要だとのことで

番組は終了しました。


エネルギー問題は日本だけの問題ではなく

地球全体の問題ですから、

日本だけ原発を即ゼロにすればよいという単純な話ではない、

使用済み核燃料の処分場を地方自治体にお願いするような

今の日本政府のやり方は全く意味をなさない、

もっと地球規模での解決が必要と言うことなんだなー、

と感じた番組でした。


いや〜、いい番組ですねー。(笑)
ラベル:放射能 原発事故
posted by Import-EV at 12:06| Comment(0) | 原発事故・放射線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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