2013年11月11日

八方ふさがりですかね→ 東電4号機燃料棒の恐怖 東日本を再び放射能汚染が襲う悪夢

 福島原発事故後、多くの専門家らが危惧してきた4号機の燃料棒1533本の溶融。東電は2013年11月、倒壊の恐れがある建屋最上階の使用済み燃料プールから、ようやく燃料棒の取り出し作業を始める。作業は約1年。この間、強い地震や地盤沈下が起こり、クレーンでつり下げた崩壊熱を帯びた燃料棒が落下したら。移動先の共用プールの強度も懸念される……。東電は「約束を守らずウソをつく」「(借金の問題で)きちんとした判断ができなくなっている」。泉田新潟県知事の疑念とともに、最悪事態の可能性を探る。

◇第1章 世界で初めて事故機から取り出し開始
◇第2章 「東電まかせではまた事故が起こる」 再稼働のキーマン、泉田裕彦新潟県知事が激白!

第1章 世界で初めて事故機から取り出し開始

 10月25日の東京電力の定例記者会見で、本誌記者の質問に、今泉典之・原子力・立地本部長代理は、表情を硬くした。
 「燃料棒を下ろしてくる過程において、実際に落下した場合。地元の皆様も、大変に心配しているところかと思います。そういったことは、私どもの対策としては、絶対に避けなければならない事象です」
 東電がここまで明白に恐れる『事象』とは、早ければ11月8日にも始まる福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの燃料棒の取り出し作業についてだ。
 東日本大震災当時、停止していた4号機では、1〜3号機と違いメルトダウンは起きていない。その代わり、水素爆発でグチャグチャに吹き飛んだ建屋の上部にある燃料プールに、1533体もの燃料棒が残されたままになっている。
 建屋が倒壊する恐れもあり、取り出しは急務だ。プール上に急造されたクレーンなどの装置で燃料棒を取り出し、4号機から約50メートルの距離にある共用プールに移す。プールからの移動は原発事故前にも行われていたが、事故で破損した不安定な原発での作業は世界初で、『未知の世界』だ。
 事故前に燃料棒の移動に携わっていた元大手原発メーカー社員が語る。
 「作業には熟練の技術が必要。まず水中で機器を操作し燃料棒を数十体ずつキャスクという金属容器に詰める。燃料棒をちょっとでも水から露出させたら、作業員は深刻な被曝を強いられる。水中で落下させて燃料を覆う金属の管が破れても汚染は深刻。フロアの全員退避は避けられない」
 無事にキャスクに詰めたら、今度は大型クレーンで空中に吊り上げ、専用トレーラーに載せて共用プールまで移動。そこで取り出しとは逆の工程を行い、燃料棒をプールに収める。
 ここが、最大の難関だという。クレーンで吊っている最中に大地震など不測の事態が起きた場合、約100トンもあるキャスクが地上に落下する恐れがあるのだ。
 廃炉工程を検証している「プラント技術者の会」の川井康郎氏が指摘する。
 「キャスクが落下して破損し、中の燃料が露出したら、大量の放射性物質が放出される。作業員はもう近づけません。燃料棒はまだ崩壊熱を帯びており、本来は常に冷やし続けなければならない。長時間放置すると燃料が溶融する可能性があります。こうなると燃料の回収は困難になり、作業全体が頓挫してしまう」
 むき出しになった燃料は、「人間が近づけば即死」(原子力工学の専門家)というすさまじい放射線量だ。こうなると、1〜3号機のメルトダウンに匹敵する深刻な危機に直面する。
 東電の今泉本部長代理によれば、キャスクは事前に落下試験を行って頑丈さを確認しているが、実際の作業では試験以上の高さまで吊り上げるという。
 「落ちれば当然、何らかの破損があることは想定される。ワイヤを二重にするなど、落下させない対策をしっかりやる」(今泉氏)
 だが、東電はこんな危険な作業を、4号機だけでも2014年末まで、約1年間も延々と続けなければならないのだ。
 それならやめればいいかというと、そうはいかない。4号機の建屋は、今も地震や地盤沈下による倒壊の危険があるからだ。
 プールが壊れて1533体もの燃料がむき出しになった場合、放出される放射性物質はチェルノブイリ事故の約10倍ともいわれる。「東日本に人が住めなくなる」と言われる最悪の事態だ。作業が頓挫して現場に近づけなくなれば、危機を解決する手段が失われてしまうのだ。
 「危険な作業でも、やらねばならないのは確か。われわれの命にかかわるので、作業の映像を全公開してほしい」(前出の川井氏)

◎本当に怖いのは炉よりもプール
 先の原発メーカー元社員は、記者の前で手を合わせて拝むしぐさをしながら、こう語った。
 「まさに『神頼み』。私が携わった通常の取り出し作業は年に数回なので、地震の確率は『ないもの』として無視していた。1年もの長丁場で、大地震が起きない保証はない。原発の最大の恐怖は原子炉ではなく、大量の放射性物質が格納容器にも守られずに1カ所に集まった燃料プールなんです」
 そして無事に1533体を運び終えても、問題が解決したわけではない。
 1〜3号機のプールにはさらに計約1500体の燃料がある。燃料を運び出した先の「共用プール」は、6千体以上の燃料棒で満たされたままだ。作家の広瀬隆氏がこう語る。
 「共用プールも、いつ余震でヒビが入り水が漏れだすかわからない。プールに移すのではなく、水を使わない『乾式キャスク』に入れて地上で保管するように東電に求めているのですが、聞く耳を持ちません・・・

つづく...

(引用:asahi.com)
http://astand.asahi.com/webshinsho/asahipub/weeklyasahi/product/2013102800002.html?ref=comtop_btm

つづきは有料記事になっています。

続きを読まなくても上記内容だけでもかなりの恐怖ですね。

この部分、おかしいですね。

「東電の今泉本部長代理によれば、
キャスクは事前に落下試験を行って頑丈さを確認しているが、
実際の作業では試験以上の高さまで吊り上げるという。」

普通、落下試験は実際の作業以上の高さで行いますね。

それでも大丈夫だからそれ以下の高さは大丈夫、

そういう理屈かと思います。

でなければ実験になりません。

東電は何を考えているのでしょうね?


そういう作業を長期間続けるわけです。

1つでもミスをするとアウトです。

そのような危険な作業だということのようです。

でも、これをやらなければ今の状態も危険だとのこと。

どちらも危険、どうする?という八方ふさがりですね。


今は地上の別のプールに移動するという案ですが、

海上に移動させることはできないのですかね?

地上で保管してると冷却水が無くなると困るわけで、

海上で保管すれば冷却水が無くなっても

海中に沈めれば最悪事態は免れますよね。

また、原子炉建屋からの移動にしても

海上への移動なら落下しても海中に落ちるので

リスクは減るかと思います。


海上への移動は難しいのかな?

地上より海上の方が

何かあった場合のリスクが少ない様な気がするのですが

素人考えなのでしょうかね。


昔は、

核燃料廃棄物はマリアナ海溝に捨ててたと聞いています。

そのような方法も考えるべきなのかも?

posted by Import-EV at 10:23| Comment(0) | 原発事故・放射線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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